ボルドーで歩きながら考えたこと。
今日もバス会社のスト。
大学まではトラム(路面電車)で通っているのだが、
なぜか夕方から運休しやがりました。。。ストなら朝からやれよ。。。
というわけで、大学から家まで1時間半、歩いて帰りました。
「これが日本だったらバス会社は非難の的だよな」
って思いながら歩いてたら、道の途中、酔っ払いが
「サルコジのせいでみんな歩かされている!!」
って叫んでた。
なるほど。フランスの考え方って奴がちょっと分かった瞬間だった。
たとえば日本では今年、食品偽装が問題になったけど、非難は偽装したその企業に集中してた。つーか社長が謝罪して、営業停止が解けたら再出発ってかんじ?
私は日本のニュースはyahooのトップページくらいしか読んでないから詳しいことは分からないけど、国の管理体制に対する批判や検査基準・商品認可の基準改正なんて議論はあったのか?
ニュースでよくある街の声、たまに見ていて痛々しい。
「こんどやったら○○社のものは買いません」
二度とできないような制度が必要なんじゃ??
「お客さんを裏切るなんて××社はひどい。徹底的に調査してほしい」
××社だけが悪いの?同業他社の調査も早急に始めるべきでは??
そこで政府に責任を問うような人がいても、編集でカットされちゃうのかな?
そんなことを考えながら歩いてた。7cmヒールのブーツで。
フランスのやり方が良くて、日本が劣っているなんて言うつもりまったくない。
何かあるたびにストだのデモだのしなきゃいけないのも大変だ、と実感したし、今日。
ああ、とりあえず足痛い。