ちょっといい話

このブログに何度か登場したディアナ（コロンビア人･美女)の話。

ディアナは彼氏と同棲していて、現在妊娠中。
つわりがひどく、授業中も苦しそうにしていることが多かった。

以前から、「彼のお母さんが冷たい。私と話してくれない｣

「彼はまだお母さんに私の妊娠のことを打ち明けていない｣

などの、なんだか嫌な感じの状況を聞かされていたので、

私やエミリアは、

「彼氏はちゃんとした奴なのか？｣　「産んでも大丈夫なのか？｣

と、心配していた。

でも彼女には「産む」こと以外の選択肢なんてなさそうで、
彼のお母さんに対しては傷つき、
彼のことは愛していて、
妊娠には喜んでいる。

常にごちゃごちゃ考えすぎてしまう私には信じられないくらい、
シンプルなのだ。

今日、久しぶりに会ったディアナは、少し膨らんできたお腹を撫でながら、
今度、引っ越さなくちゃいけない、という。

NOELに彼のお母さんが突然二人の部屋にきたらしい。

そこで彼女の妊娠を知ったとたん、彼のお母さんの態度が一変！！

「何か困ったことがあったら相談してちょうだいね」　
「いつでもうちに来ていいわよ｣

いきなりディアナを「息子の嫁｣と認めてくれたようなのだ。
最近では友達に　「今度、私に孫ができるのよ｣　と自慢しているという。

で、さらに驚くのは、エスカレータ無しの５階に住んでいる二人のために、
「子供ができたら上り下りは大変だから｣と
近くのアパルトマンの１階を一部屋　購入　してくれた（！）という。

なんという変わりよう。
よ、よかったね～ああ、ほんとにいい話だ～

って私が自分のことのように喜んでるのに、ディアナは、
「でも、今の部屋が気に入ってるのに｣
なんて困った顔していて、それがまたおかしかった。