ギャラリー David d'Angers
日帰りでアンジェに行ってきました。
アンジェに着いてまず向かったのは
ギャラリー David d'Angers
荒廃した修道院を再利用した
壮麗な空間。
(フラッシュ無しなら館内撮影可)
展示は主に、
19世紀に活躍した彫刻家、
ダヴィッド・ダンジェの作品。
←この人です。
彫刻家として名声を得た人で、ヴィクトル・ユゴーといった同時代の有名人の胸像も数多く手がけてます。
この像は、GOBERT将軍の戦死の場面。
パリのペールラシェーズ墓地にある記念碑の
原型だそうです。
庭を背景に佇む牧童。
ほっそりとした肢体にくらくらします。
ダヴィッド・ダンジェのもっとも有名な作品のひとつ、
パリのパンテオンの正面レリーフ(破風)の
3分の一スケールもありました。
中央にフランス国家を象徴する女神、
女神の右に歴史の女神、そしてナポレオンを筆頭に軍人の列。
左に自由の女神、
モリエールやルソー、ラファイエットら文化人が並びます。
この配置は、自由とは精神の自由を意味し、
人類の歴史とは戦争の歴史に他ならないという
寓意を含んでいるのではないでしょうか(勝手な推測)。
窓からの自然光に包まれる彫刻群、
静かな雰囲気の中、
物思いに耽ってみるも良し、
セルフタイマーで
写真撮影をするも良し…
って自分写真を撮るなっつーの(激痛。
せっかく今回は知的路線だったのに、台無し(笑)