Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

モン・サン・ミッシェルに物申す

17116fcf.jpegびっくりするほど観光地でした、MSM。

修道院入口まで続く小道、

おみやげ物屋とインチキくさい博物館と

バカ高いレストラン。。。

私、いちおう、文化財・観光の分野を専攻してるので、
ここがフランスでもトップクラスの観光地であることは
じゅうぶん承知していたのですが。。。

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一番の萎えポイント:

どこのお店も日本語表記有り。

 

しかも、定番の「微妙にまちがった日本語」。

これ、ほんとに萎える・・・。


外国人観光客に対して親切、という
ポジティブな見方もできるんですが、なんか、
「金落としてけ、ガイジン」って商売っけを感じてしまう。。。

食欲減退価格、クレープ3ユーロ。
サンドイッチなんか6ユーロ。パリより高い。

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メール・プラール本店。
日本語メニューは店内にございます。

とにかく外国人観光客が多いです。
って私も外国人観光客ですが。

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MSM前の駐車場。

右の大型バスのほうは外国。

左の駐車場はフランス。

道を隔てて言語圏が違う(笑

なーんて、文句ばっかり言っててもしょうがないので、
MSMの良かったポイント。

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見渡す限りの地平線。

干潟を渡る人々を見下ろして、「まるでごみのようだ!」と
ムスカになりきるもよし。

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「らぴゅたは本当にあったんだ!」

と、パズーになりきるもよし。


って、ジブリかよ。。。

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要するに、MSMそのものよりも、

そこからの眺め、

そこに辿りつくまでの高揚感が

私的には萌えでした。


遠くからMSMが見えたときの、
「なにあれ?!行ってみたい!」って憧れる気持ち。
文句無くトップクラスの磁力です。

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午後に行った、
湾の対岸にある
カンカルの岬から。

幻か、目の錯覚のような
海に浮かぶ天空の城。


結論。
MSMは、ある程度距離を持って眺めている時、
「私のもの」になる。
実際に行くと、「みんなのもの」って現実が待っている。

ずっと行ってみたかったMSMは、
この青い写真に写ってるかすんだMSMであって、
あの観光地ではない、と思ってしまうのです。

次回は、海。ひたすら美しかった海でございます。