パリ紀行 ポンピドゥーセンターでアート発見!
ポンピドゥーセンター
正式名称はジョルジュ・ポンピドゥー国立美術文化センター。
美術館だけでなくシアターや図書館もある複合施設です。
ここのミュージアム・ショップはすごい。
写真集、画集、デザイン系、ポストカード・・・品揃えがハンパないっす。
好きな人は 時間に余裕を持って行きましょう☆
あと、絵本の「リサとガスパール」のリサはポンピドゥーに 住んでるという設定らしく、グッズがいっぱいありました。
この建物は私と同い年(1977年生まれ!)。
今見ても斬新です。
一気に5階に上がって、今回は常設展のみの鑑賞。
ミロ、マティス、カンジンスキー、ピカソ、 ジャコメッティ、シャガール・・・ 日本じゃ行列しなきゃ見れないような作品の数々。
せっかくなのでじっくり鑑賞☆
近・現代アートは難しい、苦手、って人は多い。
美術史や、技術的なことはぜんぜん詳しくない私ですが それでもアートを楽しんでいることにかけては自信あり。
私のアート鑑賞法・・・ って言うほどたいした技は持ってませんけど(苦笑
作品に近づいて細部を、遠ざかって全景を。
彫刻はもちろんぐるりと回って全方向から鑑賞。
そしたら面白い発見があったりします。
シャガールの絵の、下1割くらいを拡大して見る。 →
もう、ここだけで一枚の絵画として成立している。。。
ふわーー(ため息)。
これは↓カンジンスキーの絵の一部。
好きな絵画を隅々まで、 印刷では再現できない色使いを堪能する。
至福。
ピカソの晩年の作品、なんて善いお顔なのかしら。
近づいたら、色の違う板(?)を重ねた立体作品でした。
板に段差を付けて並べているので、 見る人の立っている位置によって色が変化します。 うむ、楽しい。
もちろん知識があったほうが楽しみも深まるけど、 知識をつけるまで本物を見る資格がない、なんてこと まったくないと思います。
心を素直な状態にして、自分から作品に係わりあうような、 積極的な気持ちが大切だと思うのです、 特に現代アートの場合。
たまに、作品を挟んで作者と一対一で出会うような、 発見の瞬間が訪れて、 それがアート鑑賞の醍醐味ではないでしょうか。
なんて、偉そうに言ってますが 私は元からアート好きだったわけでなくて、 たとえばピカソなんて最初はむしろ嫌いでした。
それが、二十歳の頃にピカソ美術館に行って本物を見て 「すっげー!!天才やん!!」って一気に好きになって、
現代アートなんて意味不明、と毛嫌いしていたのが 直島に行って「おもしろい!!」って・・・(苦笑)。
私の気持ちをころっと変えてくれる、 そんなアートが大好きさ。