Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

ヴェルニサージュは華やかに・・・?

 

さてさて、プレス・リリースが終わったら、

お次はオフィシャルに展覧会を開会いたします。

会期前日に行う「ヴェルニサージュ」、

前夜祭のようなもので、たいてい開始は夕方、入場無料。

偉い人のスピーチの後はお飲み物と軽食が振舞われます。

     

 

今回のエクスポジション、De leur temps (4)

フランスのアート収集家協会とコラボしてまして、 収集家の皆様がこの3年間に購入された作品を展示します。 展示作品、149点。

つまり。 現代アートに何百万円とか出しちゃうお金持ちが 100人以上、この展覧会に係わっているわけで。

さらに、現代アートって、 まだアーティストが元気に生きてるわけで。 この収集家様とアーティスト様をご招待せねばなりません。

なので今回はオフィシャルなヴェルニサージュのあとに VIP向けの会を催せ、と。協会側に言われまして。

市庁舎の広間を予約し、展覧会会場からのバスを手配し、 そして、ケータリング・・・ 「生牡蠣を用意していただかないと困ります」

・・・はぁ?

「ですから。当協会のメンバー向けのヴェルニサージュに 生牡蠣がなくてはお話になりません」

な、な、なまがきだとう?

いや。100人以上分の牡蠣を開ける作業考えても、

予算的にも、まず無理だし・・・。

しかし、 「がんばって探したけど、やっぱり無理でした」 という気持ちが大切だ、ということで、 私らはがんばって探した。そんで、やっぱり無理だった。

結局、ナント市庁舎のレセプション課ががんばる、と。

ビュッフェと海の幸の盛り合わせで手を打ってもらった。

な、なんだか、むだなところで労力を。。。

そして当日、 VIP向けのヴェルニサージュ。

海の幸。 と、期待したダリアが市庁舎の広間で見たものは・・・

↑夜の市庁舎

↓↓・・・え?なに、これ・・・ただのおつまみじゃん?!

ナントがグリーン・キャピタル2013に選ばれた記念の

オリジナル・カクテル(ノンアルコール)。

えっと・・・まずいんですけど・・・。

デザートも、可愛さに欠ける・・・

 

 

ショボ・・・!!!

上司のヴェロニクと一緒に、

「ナント市め。ケチりおった・・・」とがっくりうなだれる。

でも、誰にも謝らずにさっさと会場を後にし、

中華料理屋で仲の良い同僚とお疲れ会して解散

このあっさりした感じが、フランスです(苦笑。

帰宅は12時近く。よれよれです。

でも、楽しかった~

ジャーナリスト、収集家、アーティスト、 いろんな人に会えたし、なによりこのダイナミズム。 こんな経験は、お金を出しても買えませんて!

オフィシャルなヴェルニサージュは予想を上回る人出で

大成功、といっても過言ではないし。

終わりよければすべて良し♪