ナントのビオ・ワイン・ビストロ、ピコロ
久しぶりのナントの美味しいもの情報。
その名も
Picolo ビストロ・ピコロ
ピコロとは、楽器でも、ドラゴンボールの緑の人でもなく、
安い赤ワインのこと。
でも、ふつうフランス人がこの店名を見たら、
「酔っ払う」「深酒する」という意味の動詞Picolerを
思い浮かべると思います。
そんな名前通り、気取ってないお店でダリアのお気に入り☆
ワインの店なのにワインのメニューがない!
赤か白かとか、ざっくりこちらの飲みたいものを伝えると
店長のお兄さんが選んでくれます。
ワインはすべてVin nature(ヴァン・ナチュール)。
Vin natureにはまだちゃんとした定義はないみたいなんですが、
有機栽培のぶどうと手作業にこだわったワイン作りをしている
生産者さんたちから仕入れているそうです。
ふつうのスーパーで売っているワインより個性的なもの多し。
ラベルにあるVin de Franceとは、いわゆるテーブルワイン。
こだわりのヴァン・ナチュールが何故安ワインの代名詞、
テーブルワインなのか。
フランスではAOCという農業品の認証があって、AOCワインといえば
それなりの品質が保証されるかわりに、いろいろ基準があって、
オリジナルな製法とかはできません。
なので、ヴァン・ナチュールの作り手さんたちは、
あえてAOCをとらないで、個性のあるワイン作りを追求してるわけです。
あ、こんなこと書いといてアレですが、個性があるってことは
中には飲みにくーいワイン、あります。
そんな当たり外れも、ワインておもしろいよなーと楽しめる人には
ぜひオススメです。
お料理は黒板に手書き。
店長のお兄さんがバリトンの美声で一品一品説明すると
全部美味しそうでたまらなくなります。
で、実際、ここのお料理はなかなかのクオリティ。
この日はハンバーガーにしてみました。
付け合せのポテトもサラダもちょっと凝ってて美味しい~
ホール担当は店長だけ、厨房もたぶん一人か二人でやってるようで、
満席だとかなり待たされるのがここの難点。
時間に余裕のある夜に行きましょう。ええ、行きますとも。