ブログを通した出会いと松柏美術館
ゴールデン・ウィークに松柏美術館へ行ってきました。
美術館のお庭はさつきの花盛り。
その昔、日本画にまったく興味がなかったダリアは、上村松園の美人画を見て翌日には着付け教室に申し込むくらい衝撃を受けました。
それから和装にはまり、お茶・お花もかじってみた20代。
この時の経験がフランスでも役に立ったわけですが、そのきっかけが一枚の絵だったことが我ながらナイーブすぎて面白いです。
西洋かぶれで、日本の文化にリスペクトが足りなかったダリアを開眼させた松園の《鼓の音》と再会できて感無量・・・。
少しでもこの美しさに近づきたい、そんな気持ちにさせてくれる絵画の数々。
松園の息子、松篁が65歳で描いた絵に添えられた解説に
「殻を破りたい気持ちで」とあって、絵師の飽くなき探究心に心打たれ、
さらに3代目・淳之のモダンで気品溢れる絵に、偉大な画家を祖母、父に持つこの人はどんな気持ちで創作をしているのだろうと想像をめぐらせたり。
日本画に興味がある人なら、いや、まったく興味の無い人でも、きっとなにかしら心を揺さぶられること間違いなし。
いつか訪れたいと思っていた松柏美術館。
連休中にもかかわらず、訪れる人はそう多くなく。
静かな館内でゆったりと絵画を鑑賞することができました。
近鉄学園前からバスで5分、周囲には特に何もなしという立地ゆえ、なかなか足を運べなかったのですが、来られて良かったです。
で、今回お誘いくださったのは、以前にこのブログにコメントを下さった底辺デブスさん。
実は最初、あまりにインパクトあるペンネームがおそろしくて、交友する気はまったくなかったのですが、彼女のブログを読んでみて気が変わり、帰国後なんばのマルフクという立ち飲み屋で初対面。
ペンネームどおりに辺りに腐臭を撒き散らす祟り神(たたりがみ)みたいな女が出てくるかと思ったら、ごく普通で、しかも私よりほっそりしたお嬢さんがやってきやがりました。で、底辺と名乗るわりに職業は理系専門職・・・
「俺、おまえより、もっと低く飛べるぜ?」
って思いました。つーか今すぐペンネーム変えろ。
あ、でも、理系ゆえ実験動物の首を引っこ抜いた話とか、それは初対面の人にはしないほうがいい。初対面でなくてもホルモン焼き食べてる時には避けたほうがいい。
そんなかっ飛んだ個性が私はけっこう好きなので、今後ともゆるく美術館巡りにお付き合いいただきたい、ぺこり。
ブログをやっていて何が嬉しいかって、こういう普通に生活してたら出会えないような人と交流できることです。
グーグルアドセンス落ちて気持ちもまさに底辺まで落ちたけど、初心に返って「伝えたいことを、できるだけ」書いていきたいと思います。
あ、ところで、フランスの大統領選挙、結果が出た時間帯にこのブログにアクセスしてくださった方が数十名おられたようで、恐縮しております。
実は、結果がルペンだったらなんか書こうと思ってました。でもまぁ、この結果なんで、On va voir(まぁ様子見るか)という感想しか出てこない感じです。
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