日本の英語教育に、ちょこっと斬りこむ
使えない、と批判される日本の英語教育。
では、どう改革すれば良いのか、ささやかな提言。
提言その1
私は文法重視の英語教育に賛成です。でも。
『 現在完了形 』とか『 付加疑問文 』とか、
英語の教科書でしか使わない言葉は廃止しましょうよ。
私はあれで英語が嫌いになりました。
で、海外でまったく使わない。
海外の語学学校に入って、文法用語が英語で言えないと、
先生の説明が分からないし質問ができないし、マジで困ります。
ネイティブ教師を採用するとか、小学生から英語教えるとか
そんな無駄金を使う前に、
将来、英語を学ぶ&使う場面を想定して授業内容を考えて欲しい。
提言その2
今回、フランスの大学でうけた英語の授業、
はっきり言って、大してレベルは高くなかったです。
なぜなら生徒のレベルが低いから(笑
文法や読解は、日本の高校1年生レベルだと思います。
しかし、授業内容が専攻学科に沿っていた点が興味深い。
例えば、旅行のパンフレットを作成とか、
ソーミュールの文化遺産をプレゼンとか。
英文の履歴書を書く課題もありました。
そんなわけで、提言。
高校からは、進路に沿った英語教育ができないものか?
たとえば理系の子は、実験の手順を英語で説明するとか、
文系なら、日本の歴史を英語にするとか、
教える側からしたら、採点するのに時間がかかるし、採点基準をどこに設定するか難しい点があるんだろうけど、
穴埋め問題やマークシートができても、言葉は使えなきゃ意味ないと思うのです。しゃべれたとしても、しゃべる内容がおそまつだと余計ばかにされるのです。
以上、まことにささやかな、一留学生の主張でした。
注:
今は海外に住んでいるダリアですが、アンチ日本でなく、
むしろ右寄りなくらい日本を愛しております。
また、海外在住ゆえに「自分=日本人」を意識する機会が多いです。
英語の先生に、「授業中にちょっと時間を作るから、日本の文化についてプレゼンしてみない?」と声をかけられ、他の課題に追われてふらふらだったけど、やりましたよ、プレゼン。いちおうキモノの師範持ってるんで、着物と帯の説明を、5分程度で。
今回の記事で、「日本嫌いでおフランス万歳のかぶれ?」って誤解されると嫌なんで、俺、ちゃんと日本人の誇りを見せてます!と熱く主張。