寒波が来たら、のどが熱くなる？

今朝、窓の外に白い世界が広がってました。



































この10日ほど、寒波到来のおフランス。

アンジェも、先週に珍しく雪が降り、

今年はこれが寒さのピークかと思いきや

先週中ずっと最低気温がマイナス。

そして今日は、また雪。

新聞に、「Coup de froid, gorges chaudes」

という見出しがありました。

「のどが熱くなる？風邪が流行ってんの？」と読んでみると、

この「のどが熱くなる」っていうのは、

みんな、寒さの話で盛り上がりすぎ！って意味で。

天気予報のHPが過去最高のアクセス数、
メディアもソーシャル･ネットワークも「寒い！」って話題ばかり。

でも、冬に寒いなんて、ごく当たり前の話なのに、
なんでこれほど「過熱」しているのか？

心理学者や社会学者が論じるには、

あまりに急激な温度変化に、
人々は不安を掻き立てるような噂に飛びついているだけで、
そもそもお天気の話は一番当たりさわりのない話題だから。

経済危機の中、人々は己の弱さを実感するような状況に対して
敏感になっている。

この寒波は、人々の共通の話題、関心を引くことなので、
メディアが取り上げないわけがない。

また、交通への影響など、地元密着型かつ速い情報が
メディアに求められているから。


などなど、別にたいした分析ではないんですが（笑、
その切り口がおもしろい。

新聞は、情報の速さでは他のメディアに負けるけど、
こうして距離を置いて状況をより深く考察できる。

私は新聞大好きっ子なので、こういう記事を見つけると
嬉しくなっちゃいます。

ま、それはともかく、寒いのは大嫌いなんで、
この寒さはいつ終わるのかしらと、
やっぱり天気予報サイトを見てしまうのでした。



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