Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

パリ紀行 オルセー美術館で異形の天使に出会う

卒論の用事を兼ねて、パリに行ってきました。

2泊3日、ネタ満載の怒涛の貧乏旅行については次回以降で。。。

今日は取り急ぎ、

オルセー美術館で開催中の特別展、 L'ange du bizarre について。

訳すと「異形の天使」。

忌まわしいゆえに見るものを魅了するロマンチシズムの世界です。

↓↓ オルセー製作の予告編!!おフランスゲゲゲの鬼太郎(笑。

6月23日までの開催。

好評につき期間を延長してくれたおかげで、 滑り込みで見ることができました。

ロマン主義の主題から乖離しているという批判を耳にして、 学術的な意義と「パリに来たからついでに見てみよう」的な 観光客にもウケる要素のバランスは難しいなぁとか。

ギュスターブ・モローの「出現」はモロー美術館バージョンの方が より忌まわしい感じが好きだなぁ、とか。

終了間近の日曜の午後ゆえに人が多くてちょっと疲れたなぁとか。

感想はいろいろあれど、一言で言うと 美しかったです。

死と悪徳の支配する世界に浸りたい方、 オルセーに急げ!