革命記念日のテロとSNS上のフランス人の反応
7月14日。
革命記念日を祝う花火のさなかに起こった、ニースでのテロ。
花火を見に集まった群衆にトラックでつっこむという非道な手口に言葉を失います。
テレビを見る気にならなくて、フェイスブックを見ていて気づいたこと。
今回のテロについて、SNS上のフランス人の反応が、1月のシャーリ・エブド社襲撃やパリでの連続テロの時となんだか違ってます。
わたしはパリ、ブリュッセル、オーランド(アメリカで銃撃があったゲイバー)、バグダッド、ニース。もう疲れ果てた・・・
あまりに頻繁に、強い衝撃に晒されすぎて、麻痺している感じ。
あと、テレビなどのメディアやSNS上の報道についての抗議。
「スピードを出したトラックが群集につっこむ」、この説明だけでどんな悲惨な事態か私には想像がつく。ショッキングな映像を垂れ流すメディアやSNSには不快感と怒りを感じる。 そんな投稿をFB上でいくつか見ました。
ちなみにフランスは、日本と違って死体とか血みどろの怪我人もテレビに映し出されます。
今月26日に解除されるはずだった非常事態宣言が、このテロのせいで3カ月延長することが決まったようです。
フランス、いったいいつからいつまで非常事態なんだろう・・・。
この延長された3ヶ月が終わる頃にまたなにかありそうな、極めて不吉な予感がするのは私だけだろうか。
ローマ法王はパリの連続テロのあと、「すでに第3次世界大戦がはじまっている」と発言していたけれど、大げさでなく、そうなのかもしれないと思う。
じゃなきゃ何十人何百人も、罪の無い市民がいっぺんに殺されるなんて、どうにも説明がつかない。
平和。とにかく世界平和。
疲れて慣れてあきらめてちゃいかん!