新カテゴリ『JJライフ』始めました。あと最近読んだ本の感想
新しく『JJライフ』というカテゴリを追加してみました。
JJ(ジェイジェイ)とは・・・
私の大好きなライターさん、アルテイシア様が幻冬舎Plusで連載中の
アルテイシアの熟女入門で使われているパワーワードです。
いや、ほんとこの連載は読んだほうがいいって。
女性を独身/既婚、子持ち/子無し、キャリア/ノンキャリアなどと分断せずに、「みんな年を取るし」という自然の摂理を受け止めつつJJ(熟女)としてそこそこ楽しく行こうぜ、みたいなポジティブというか開き直りまくりなメッセージに毎回ひざ打ちつつ腹筋を震わせております。
アラサーとかアラフォーって言葉になんだかマスコミ主導の女性カテゴライズの嫌な臭いがして使いたくなかったところに、これ以上ないピッタリなJJ。
で、もちろん無許可でJJという言葉を使わせていただこうかと。
↑↑マンモスマンとプラネットマンて。反則だと思います。
前回の記事で私もアラフォーコーデがどうのと書き綴ったのですが、やはりプロ中のプロは文章の切れが違いすぎると思いました。
って比べるのがどうかしてるんですけど。
そんなわけで、JJネタをひとつ。
先日、ナントにいた頃に知り合った友人(40代女性専門職)と久しぶりに会った時のこと。
別れ際に、「さっき読み終わったんだけど、この本、読む?」と彼女が出してきた文庫本がこちら。
「あ、これ、読んだことあります。えっと、オリエント急行で・・・」
「それはオリエント急行殺人事件ですね」
「・・・じゃあたぶん読んだことないかと」
「さしあげます」
この誰でも知ってるけど意外に読んだことがない『そして誰もいなくなった』が日本でドラマ化したことを教えていただく。そーなんだー・・・日本に帰ってきてもテレビが無い生活してるから・・・浦島継続中です。
私も先日読み終わった一冊があったことを思い出し、
「その代わりと言ってはなんですが、ぜひこれを」
そんな感じで本を交換。
こちらのカズオ・イシグロ著『日の名残』は読書好きの人にぜひ読んで欲しい一冊!
イギリス名家の老執事が自分の人生を回想する話。
描き出される人物像の厚みときたら。
生身の人物に対して、その人を知れば知るほど「好きな部分」と「嫌いな部分」が見えてくるように、私も読んでいる間ずっとこの主人公に魅力を感じたりがっかりしたり。
今体験している出来事、過去の思い出が折り重なって浮かび上がるひとりの人生。
まさに文章の芸術、文芸です。
さて、JJ話に戻すと。
はるか昔、中・高校時代は「借りたのに返さない」、いわゆる借りパクが原因でケンカ・絶交なんてことがあったけど、その後おとなになってからは「返ってこなくてもいいものしか貸さない」「めんどくさいから物の貸し借りはしない」などを経て、JJはこの「あげる」というフェーズに突入します。
「いらなくなったものをもらってくれてありがとう」
そんな仏のような気持ちに到達するのだから年を取るのも悪くない。
さらに、細かいことは気にしなくなるというのもJJあるあるで。
例えばもし私がもらった本を読まなくても、友人はムカついたりしないだろう、なぜならJJたるもの時間は有限ではないことを知っているから。
って実は昨日の晩に一気に読んじゃったんですけどね。
さすがアガサ・クリスティ。
で、真犯人が・・・ひょっとして本をくれた友人と同じ職業のこの人なのでは?まさかこの本をくれたのは私への何らかのメッセージだったらバリ怖い・・・とか勝手に妄想に駆られつつ読みました。二重の意味で背筋が凍るミステリでした。なんてね。
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