Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

『ダンケルク』をIMAXで見てきたよ

『ダンケルク』IMAX版の1週間限定上映に、エキスポシティまで行ってきました。

日本で唯一、フルサイズのIMAX次世代レーザーで鑑賞できるのがこのエキスポシティにある109シネマズなのです。

わたしにとって、エキスポシティはけっこう遠い。そして不便。地下鉄から大阪モノレールに乗り換えなくてはいけないから交通費も地味にかかります。

 

しかし、今回一緒に行った友人は「ダンケルクを見るために4,5回はここに通った」とのこと。

 

ええええっ 4,5回も?!なんで?!

 

「だって、うちにIMAXないから」

 

f:id:MerveilleD:20180211111826j:plain

↑↑ IMAXスクリーン。タテ18m、ヨコ26m(ビル6階分に相当)。

こんなの自宅にあったら邪魔でしょうがないだろ。

 

IMAX鑑賞初体験☆

クリストファー・ノーラン監督が見せたかったベストの映像はこのスクリーンサイズでしか鑑賞できない。

普通の映画館のスクリーンだと上下あわせて40%が切れちゃって見られない。
じゃあ映画代も40%オフにしてもらわなきゃ理屈に合わないくらいだ、
と断固主張する友人になんとなく納得させられてきたわけですが、
まずは隣のガンダムカフェで昼食。

f:id:MerveilleD:20180211113040j:plain

女2人で浮くんじゃないかと思ったけど、店内は女性客の方が多かったです。

「ところでガンダムってなんで戦ってるの?」

「知らん」

といったレベルの低い会話を繰り広げる。
ガンダムファンの人に謝るべきかもしれません。

さて、映画館へ。

f:id:MerveilleD:20180211113117j:plain

スクリーンの大きさがやはり尋常ではない。

わたし達はI列だったけど、前のほうの席の人は首もげるんじゃないか?

確認したけど座席にリクライニングとか無かったし。

 

広告や、他の映画の予告編が始まると

「大きすぎてどこを見ていいか分からなくて逆に見にくい」という現象がおきて、これからの映画鑑賞に不安が。。。

 

しかし、ダンケルク本編が始まると・・・

 

フルスクリーンに映し出される映像、
その世界に入り込む感覚。

そう、他の映画の予告などは、普通の映画館用の映像サイズだから、IMAXスクリーンだと横長すぎて見にくいのです。

ダンケルクは最初からこのスクリーンに合う様に撮影されているから見づらさは無し。

字幕が画面の中央に出てくるんですが、この映画はナレーションや台詞がほとんど無いので気になりません。

3DやVRよりも『みんなで同じものを見ている一体感』と『映画の世界にはまり込める没入感』の両方を体験できるし、あと、意外と見ていて酔わない(これ大事)。

この映像は、ほんと、わざわざ行ってみる価値あります。

音響も素晴らしい。

銃撃にあう場面なんか、「近い!近すぎ!」って耳ふさぎたくなるくらいです。流れ弾に当たるかと思いました。それっくらいの臨場感です。

 

『ダンケルク』って映画的にどうよ?

そもそも第二次世界大戦中の撤退作戦を描いているので明るく楽しい映画ではありません。あとこの映画がつまらないという感想で見られたのは『プライベート・ライアン』と違って感動がない、というもの。

明るく楽しい映画とか、感動してぶわっと泣ける映画とか、そういうの求めている人にとったらつまらないでしょう、たしかに。

 

じゃあどんな人が楽しめるのか?

たぶん「遊園地のジェットコースターより山奥で岩に登りたい」みたいな、本物の体験重視な人。リアルに「戦場に置き去りにされたらこんな感じ」が体感できます。

ミリタリーオタク。なんせCG嫌いなノーラン監督、当時の本物の戦闘機を飛ばしてます。

映画オタク。この映画、海岸の防波堤で救出を待つ兵士達の1週間、イギリスから船で救出に向かう人の1日、敵の戦闘機から味方を守ろうとする空軍パイロットの1時間という3つの視点から描かれています。違う時間軸が齟齬無く交錯するノーラン監督の技にしびれます。

映像・音響にこだわりがある人。私はそういうのまったく詳しくないんですが、これが最高峰なんだろうなーってことは分かりました。

 

個人的には、渋いオヤジから少年ぽさの残る青年までいい男が幅広く布陣されているので楽しく鑑賞できました←

 

その他、感想もろもろ

・英国人てほんとに紅茶好きだな

・主人公はあんなにがんばらなくても砂浜で列に並んで待っていたらふつうに帰国できていたのでは?

・ドーソン船長の、空爆から逃げ切る操船テク、『レッドオクーバーを追え』みたいでカッチョイイ。

・戦闘機スピットファイアのパイロット役のジャック・ロウデンがキラキラしてた

 

とにかくおすすめ。

上映期間は2月15日(木)までだから、まだ間に合う!
もしくはアカデミー受賞する前提で受賞後にもお祝いで上映してくれると信じて待つか。

ご自宅にIMAXがない方はぜひエキスポシティの109シネマズ大阪まで足を運んでくださいませ。

 

参考リンク:

アカデミー賞®8部門ノミネート記念『ダンケルク』IMAX®緊急上映決定! - 109シネマズ | 109CINEMAS

 

↓↓ランキング参加してます!ぽちっと応援のクリックお願いします↓↓