フランス人はいじわるか?!
意地悪、 冷たい、 気取ってる、
英語ができてもフランス語しかしゃべらない等、
フランス人に対するマイナスイメージは根強く存在しております。
しかし、日本人でも、いじわるな人もいれば親切な人もいるように、
フランス人が均一に冷たい人種なわけではありません。
今回は、私が受けた親切の恩返しの意味も込めて、
フランス人ってけっこう優しいよ!と熱く主張してみます。
びっくり親切三連発。
例1)ノート見せてとお願いしたら、
授業初回分から まるっ と貸してくれて、しかも
「他の教科は大丈夫?」と声をかけてくれた。ありがと、クレール。
例2)ノートを見せてとお願いしたら、
パソコンで打ち直してメールで送ってくれた。
ありがと、シルヴィ。
例3)履歴書の書き方が分からないから、
見本にあなたの履歴書見せて欲しいとお願いしたら、
USBメモリ(8ギガ)を さくっ と渡され、
「履歴書と志望動機書が入ってるから、好きに見ていいよ」って。
なんておおらかなんだ、ありがと、アンヌ。
私だったら、こんな得体の知れない外人の留学生に
ここまで親切にできるだろうかと己に問いかけると、
絶対に無理です。
よほど親しい関係でないと、
講義のノートのような返してもらわないと困るものは貸せない。
しかも、
貸して返してくれなかったらどうしよ返してって言って嫌な顔されたらどうしよ気まずくなったりしたらめんどくさいし最初から貸さない方向で…
みたいな。(ウザッ!)
そういうネガティブな思考回路に陥って貸せない、ヘタレ。
私は無理だ!と思った親切、さらにもう一発。
先日の雪の日、極寒の橋の上で、通りすがりに
「ライター持ってる?」って声かけられた人が、
立ち止まって火を貸してあげてる光景を見た。
私なら、持ってても、持ってないってウソ言うか、
ふつうに無視して通り過ぎます、絶対。
フランス、聖書における「求めよ、さらば与えられん」の精神で、
とにかく要求すると何とかなることが多いです。
そのかわり赤の他人から「タバコくれ」って言われて
不愉快になることもありますが。
何の利害関係もない赤の他人に手を貸す。
これぞ親切でしょう。
私もこの手の心温まるエピソードは数え切れず。
たとえば、
・道を聞いたら目的地まで連れて行ってくれた
・重たい荷物を運ぶのを手伝ってくれた
・おいしそうなもん食べてる人に、
「それはなんだ?」ときいたら味見させてくれた
などなど。
他にも、部屋に招く、手作りの食事を振舞う、など、
日本だと よくわかんないけどなんか抵抗ある行為 を
奴らはナチュラルにやってのける。
これは個人レベルの親切・不親切の問題でなく、
国民性というか、文化レベルの違いですが。
そこれへんを掘り下げると長くなるので今回はこの辺で。
とりあえず、
フランス人はいじわるじゃない、ということは
ガッテンしていただけましたでしょうか~???