Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

アンジェ歴史発見ツアー

「ひまならアンジェおいでよ、案内するよ」
とアンヌが声かけてくれたんで、軽い気持ちで
ほんじゃ行くわ~って来てみたら。

DSCF0522.JPGさすがアンヌ、我らがPatrimoine学科、
街の歴史発見プランを事前に手作り!
←もらって帰りました。


さらに「アンジェ・ミステリー」って、
ふしぎ発見系ガイドブックを携えて登場。

アンヌの彼氏のセレスタンも登場。
関係ないけどセレスタンって名前、ちょーかわいい。

DSCF0507.JPGまずはアンジェの町のシンボル、アンジェ城。

黙示録を描いたタピスリーで有名。
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お堀の下には絵に描いたような
フランス庭園が。

アンジェ城の堀は昔から空掘で、賢王ルネは
ここでエキゾチックな動物たち(ライオンとか)を
飼っていたそうです。

DSCF0509.JPG城の裏手の『騎士の家』
扉の上には賢王ルネの紋章が。

ここは現在、
アンジェ大学のうちらの学部の
創立者が住んでいる(!)

しかも、その創立者の娘が、
「なんであのオバサンが教授になれたの?」と
誰もが首を傾げるあの博物館学のマダムだという。

どこの国にもコネって存在するんですね。。。


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『騎士の家』の前で
正確な建設年を確認する二人。

 

 

アンヌが分からないことを補足する彼氏。
やたら歴史に詳しいと思ったら、
Patrimoine学科の去年の卒業生でした。
先輩!

お次は教会LA CATHÉDRALE SAINT-MAURICEに向かいました
が、なぜか閉まってました。
フランスではよくあることなんで気にしない気にしない。

教会裏手の建物。
長い年月をかけて増設を重ねた結果、
建築様式の見本のような仕上がりになってます。
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左から、中世、ルネサンス、新古典様式?だったっけ?(ウロ)


DSCF0514.JPGアダムの家

 

 

 

5階建て。
15世紀に建設され、アルケミスト錬金術師)が住んでいた(!)
まさにミステリアスな館です。


町の中心(Cite)から橋を渡ってLa Doutre地区へ。

さっきのアダムの家のような、
maison à pans de bois もしくは
Maison à colombages と呼ばれる建築様式が目立ちます。
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シモン・ポワソンの家

入口の左がわ、
普通の柱にしか見えない部分が



DSCF0515.JPG開くんです。
中には中世の木彫り立像が・・・!!

こういうの、
歴史好きにはたまりません。




他にもDSCF0517.JPG
昔の施療院を改修した
ジャン・リュルサ・タピスリー博物館、
伝説の勇者を奉った残るモニュメント
(名前忘れました・・・)


かなり歩いて、
そうとうカロリー消費したんじゃね?
と思った頃にアンヌが言いました。

「まだ時間あるし、カフェで温まろっか?
いいとこあるんよ、ショコラショー(ココア)が
でっかいグラスで生クリーム山盛り!てかんじの」

「行きましょう!」 (即答かよ)


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これがそのショコラ、

あふれそうな生クリームに
うっとり。
なんと2.5ユーロ。安!

(でも長年このカフェに通ってるアンヌいわく、
毎年ちょっとずつ値上げしてるらしいです)

地元っ子で歴史好きの2人にガイドしてもらって
ものすごい勉強になった街巡り。
おかげで町の全体像が掴めました。

そして今日一日、もちろん楽しかった。
アンヌとセレスタンに感謝!!

アンジェの街がいっぺんで気に入り
来年9月には大学院に進学して、ここに住む!
と決意を新たにするダリアでした。