オートクチュール展@パリ市庁舎
パリ・オートクチュール展
↓入り口は広場の反対側です。
月曜の午前中、雷鳴とどろく土砂降りだったのに見学者いっぱい。
なかには小学校低学年くらいの社会見学のグループもいました。
最近はどの美術館も子供向けの小冊子をつくって、遊ぶ感覚で
子供がより理解できるように工夫してます。
「どれが一番キレイかなんて選べないー」
「見て見て、これもディオールだよー」
なんて子供たちの会話が可愛い。
ホンモノのシャネル、ディオールのドレスを見て
その技術、歴史、フランス文化を学ぶって、素晴らしい。
日本だって、たとえば、もっと小さい頃からホンモノの着物を
見る機会があればいいのになぁ。
さて、展覧会の内容ですが、
ワース、ポワレ、グレ、シャネル、ディオール、サンローラン、
アライヤ、ゴルチエ、マルティン・マルジェラと、
第2帝政期のオートクチュール黎明期から現代まで、
まるっと見渡せる充実度。
スポンサーがスワロフスキーなのでアクセサリーの展示も多し。
ドキュメント映像や貴重な写真資料の展示も面白かったけど、
なんといっても圧巻なのはホンモノのドレス!ドレス!ドレス!!
展示の仕方も、時系列とテーマ別、2つの流れに沿って
見学すると自然と理解が深まるようになっていて素晴らしい。
↑ 並びあうドレスは、時代もデザイナーも違うのに
受け継がれているエスプリは同じ。はぁ、うっとり。。。
※写真はクリックで拡大します!
アライヤのドレス!!
92年にナオミ・キャンベルが着てた、
この完璧なヒップライン!! まさか本物が見れるとは~(嬉!!
↓ゴルチエ様の、この世でもっともエレガントなGジャン(笑。
ゴルチエは、このGジャンの他にシンプルな黒ジャケットがあって、
その仕立ての良さにうっとりしました。
革命児と呼ばれるゴルチエの、実はすごいクラシックな面が見れて
この展覧会で一番好きかも。
はふぅ~・・・ため息ばかりでございます。
驚きの充実度、なのに入場無料。
パリ市ってば気前が良いなぁ。
見学を終えて外に出ると、雨は嘘のようにあがっていて、
たいへん贅沢な雨宿りをさせていただきました。
次回はオルセーでうっとりします。