Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

リヨン、ミニチュア・シネマ博物館を全力でフォローする

リヨンの旧市街にある

Musee Miniature et Cinema ミニチュア・シネマ博物館。

 

ここは「見所満載!絶対おススメ!」と言う人と

「しょぼいし全然つまらない」と言う人、評価が分かれる観光スポットです。

 

私はけっこうかなり楽しめたんですが、たしかにここは・・・と思う点が多々ありました。 残念なりに、全力でフォローさせていただきます。

 

入場料がけっこう高い。

大人9ユーロはまぁ仕方ないとして、子供(4歳以上)が6,5ユーロって、家族連れには大打撃な値段設定だと思います。

フランスって大部分の美術館や博物館は子供無料、というか25歳以下無料だったりしますから。

 

入り口が狭い。

「こんな小さい博物館でこの入場料?行く価値あるの?」と不安になります。 実際は5階建てで見所満載なのに・・・。

 

フランスまで来てセットや模型(作り物)を見る辛さ。

1階の展示は映画『パフューム ある人殺しの物語』のセット。

この映画は18世紀のフランスが舞台なんですが、リヨンを歩いてたらふつうに18世紀どころかもっと古い中世や、もっともっと古いローマ時代の遺跡とか、本物がすぐそこにあるわけです。

というか、この博物館の建物自体が16世紀のものでユネスコ文化遺産に登録されてます。

 

映画(特にSF、ファンタジーなど)を見てないと辛い。

ダリア大興奮のハリポタの魔法の杖ですが、

これ、ハリポタに興味ない人が見たらただの棒ですよね。

ジャック・スパロウ船長のピストルや360度回るミスティーク、

ウォンカチョコレート、動くエイリアン・クイーン

 

 

って、これらの固有名詞に何の反応も無い方にはつまんないと思います、ここ。

これらの固有名詞にいちいち「うぉっ!」ってなった人(私もですが)は、

めっちゃ楽しいと思います。

で、この博物館のテーマは「ミニチュア」と「シネマ」

「ミニチュア」の展示が、ものすごいクオリティー。

創作、手作業に関心のある方は必見です。

つーかオタクはガチで行け。活目して見るべし。

↑↑ え、これ・・・  

↓↓実はこのサイズなんですよ。画面っぽいですがCGじゃなくて、模型です。

こういうミニチュアが大量に。

ほんと、じっくり見てたら日が暮れるくらい大量にあるのです。

すでに1~3階の展示を見た後で、本気でこういうの鑑賞するのはけっこう体力を要します。その証拠に私、ミニチュアの展示はほとんど写真とってません。燃え尽きた(笑。

そんなわけで、観光地としてマストかというと微妙なミニチュア・シネマ博物館。

ご自分のオタク濃度と相談の上、ご見学くださいませ~。

いや、せっかくフランス来たんだし、こういうオタク系でなく、ふつうに美術館とか行きたいな、という方はリヨン美術館へGo!

次回はリヨン美術館でアンリ・マチス展見てきた記をお届けします。