アンジェ最終日
荷造りを一通り終えて、アンジェ最後の日。
ひとり、アンジェ美術館に行ってきました。
平日、美術館は貸しきり状態。とっても贅沢な時間でした。
今回ご紹介したいのは、アンジェ美術館のコレクションの中でも人気の名画。
Lorenzo Lippi作、Allégorie de la simulation
「アンジェのモナリザ」と呼ばれるミステリアスな女性の肖像画。
右手のマスクは「芝居、嘘」を、左手のざくろの実は「繁殖」を意味し、この二つのシンボルが同じ絵に描かれることは極めて珍しいそうです。
で、この絵は、「女はみんな嘘つきで、子供を産む道具」という女性蔑視の表現ではないか、という美術家もいるとか。
もしほんとに、そんな女性差別的なメッセージが込められていたとして。
この絵の女性がこんなに美しいって、理屈に合わない気がします。
それとも、理屈を超越してるから芸術なのかもしれない。
一枚の絵に心が揺さぶられる。
ああ、やっぱりアートが好きだーーー
日本に帰っても、美しいものに触れて、感動したらブログで発信したい、 改めてそう思いました。 そんなわけで、今後ともヨロシク~☆