Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

第4日目Larrasoanaララソアーニャへ。

フランス語圏の人は、この町の名前を発音できないで
「 a が多すぎる!」
なんて文句を言っている。 フランス語圏、わがまま(笑)
わたしのカタカナ発音が現地語に一番近いようで、可笑しい。

朝7時半にロンセルバイェスを出発。
途中、山の中で昼食。
faire pipi dans la nature(えっと、つまり大自然の中で用を足す)。

Zubiri(ズビリ)でカフェ休憩。DSCF0031.JPG

さすが欧米人、カフェでだらだらして
2時間くらい休憩。

そしてダリア、さすが日本人、
Zubiriの景色を写真撮影 →

ほんとに夢のように美しい夏の光景だった。



DSCF0030.JPG
 しかし、この休憩後
 私たちはイエロー・アローを見失う。

 ※イエロー・アローとは。
 ←こんなかんじの巡礼の道しるべ。
 
 500mおきくらいにあり
 まず道を失うことは無い、はずなのに。



この時、私は結構早い時点で「道、間違ったんじゃ?」と気付いていた。
でも、みんなに引き返そうとなかなか言えず、
結局折り返し2時間近く、さ迷い歩く羽目になった。

正しい道に引き返すべきだ、と強く主張できなかった。
ああ、己の弱さ・・・。

ララソアーニャに到着したのは午後5時半。
宿6ユーロ、食事なし。
で、この街のレストランや商店は月曜休み、とのことで。。。

巡礼事務所でパンとチーズとワインを買い、みんなで外のテーブルで食事。
粗末な食事ながら、ピクニック気分で楽しかった。

いや、実はちょっと物足りないなぁと思っていた(笑)
そしたら隣のテーブルの人たちが
「あまったパスタいらない?」とお声がかかる。

みんなnon,merci(ノーサンキュー)と断る中、ダリアだけ
「un petit peu(ちょっとだけ~)!!」

いいんだ、笑われたって(涙)
お腹すいてたんだもん。

この巡礼を通して、私が「お腹がすいた」と思ったら
必ず誰かが「これ食べる?」って声かけてくれた。
不思議なもんだ。

暑い室内、男女混合の大部屋。
しかしこの夜も良く眠れた。