Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

アンティーク家具 鑑定学

IMG00157-20101006-1437.jpgアンティーク家具鑑定学

選択科目の
「アンティーク家具鑑定学」の講義。


現代アート、乗馬の歴史、エコツーリズムと、
この講義の4つから選べるはずが、
私の場合、入学が出遅れたので
選択権はなかったという。。。

C'est pas un choix de ma part,mais j'en suis contente.

コモド(commode・整理箪笥)の様式、
その特徴と製作時の道具跡などから、
いつの時代のものか鑑定できるようになるといいね、という
興味深い講義でした。

プロジェクターで写真を見つつ、時には実物の引き出しを回覧したり。

専門用語は難しかったけど、
こうしたビジュアル教材のおかげで意外と理解できました。
先生も優しかったし。

朝8時半から夜8時半まで講義!の地獄の木曜日の、

18:30~20:30、お城の中の教室で

ルイ16世様式の特徴、なんて浮世離れした講義受けて、

終わるとあたりはすでに真っ暗。螺旋階段を下りながら

ギタとハリポタのテーマを口ずさみ、寮に帰る。。。

いい思い出です。

って美しくまとめてはいけない(笑!

大学の講義だから、最後には試験があるんです。

学校のサーバにある たんす の写真をにらみ、
みんなでお勉強。

「この写真は樫の木?」
「いや、色のコントラストが強いから、くるみの木じゃない?」

「ジャスミンの花のデコレーションは16世様式?」
「ちがう!14世!様式の名前は“フォルム"」

こんなかんじで。情報処理室のちょっとキモイ集団(笑)。

試験は筆記、1時間。
「30問のプチ・クエスチョン」←言い方かわいい。

結果試験の2週間後、掲示板に張り出されます。
↑どんだけ羞恥プレイなんですか・・・

実生活ではまったく役に立たなさそうな講義ですが、

私の寮の部屋にある引き出しを鑑定してみたところ、
まじで19世紀製造の可能性が高いことが判明。(驚!

IMG00127-20101006-1416.jpg あと、エセ歴女的に嬉しいことに、

上の写真は Style Empire (帝政様式)、


← こちらはルイ16世様式、と

「違いが分かる」ようになりました。

ふふ。マニアックな自己満足。。。

新しく得た知識を使って、さらに世界をよく知ることができる。

やっぱ勉強って楽しいな~と実感した、

職業:学生の三十路女であります。