アンティーク家具 鑑定学
アンティーク家具鑑定学
選択科目の
「アンティーク家具鑑定学」の講義。
現代アート、乗馬の歴史、エコツーリズムと、
この講義の4つから選べるはずが、
私の場合、入学が出遅れたので
選択権はなかったという。。。
C'est pas un choix de ma part,mais j'en suis contente.
コモド(commode・整理箪笥)の様式、
その特徴と製作時の道具跡などから、
いつの時代のものか鑑定できるようになるといいね、という
興味深い講義でした。
プロジェクターで写真を見つつ、時には実物の引き出しを回覧したり。
専門用語は難しかったけど、
こうしたビジュアル教材のおかげで意外と理解できました。
先生も優しかったし。
朝8時半から夜8時半まで講義!の地獄の木曜日の、
18:30~20:30、お城の中の教室で
ルイ16世様式の特徴、なんて浮世離れした講義受けて、
終わるとあたりはすでに真っ暗。螺旋階段を下りながら
ギタとハリポタのテーマを口ずさみ、寮に帰る。。。
いい思い出です。
って美しくまとめてはいけない(笑!
大学の講義だから、最後には試験があるんです。
学校のサーバにある たんす の写真をにらみ、
みんなでお勉強。
「この写真は樫の木?」
「いや、色のコントラストが強いから、くるみの木じゃない?」
「ジャスミンの花のデコレーションは16世様式?」
「ちがう!14世!様式の名前は“フォルム"」
こんなかんじで。情報処理室のちょっとキモイ集団(笑)。
試験は筆記、1時間。
「30問のプチ・クエスチョン」←言い方かわいい。
結果試験の2週間後、掲示板に張り出されます。
↑どんだけ羞恥プレイなんですか・・・
実生活ではまったく役に立たなさそうな講義ですが、
私の寮の部屋にある引き出しを鑑定してみたところ、
まじで19世紀製造の可能性が高いことが判明。(驚!
あと、エセ歴女的に嬉しいことに、
上の写真は Style Empire (帝政様式)、
← こちらはルイ16世様式、と
「違いが分かる」ようになりました。
ふふ。マニアックな自己満足。。。
新しく得た知識を使って、さらに世界をよく知ることができる。
やっぱ勉強って楽しいな~と実感した、
職業:学生の三十路女であります。