Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

軍人にインタヴュー

社会学、アンケート調査の授業のグループ課題で、
各自が文化的施設の代表にインタヴューすることに。

私はなぜか戦車博物館の担当になり、
緊張しつつ無事にアポを取り。

そこまでは良かったんですが。。。

同じグループの子が付いてきてくれる予定が、
時間割が突然変更され、
アポイントをとった時間に講義が入ってしまい、
結局私一人で行くことに。。。

以下、心が折れそうになる体験・・・(大げさ)

戦車博物館の館長、もちろんフランス軍の人間です。

軍服萌え~とか喜んでいる場合ではありません。
相手はふつうにいかついオッサン(60歳)です。
まったく萌えません。

それにしても、博物館勤務なのに
なんで迷彩服着る必要があるんでしょう?
民主党か?

「ここの博物館では、戦車だけでなく装甲車も保有している。
つまり歩兵戦車、多砲戦車、工兵戦車、通信戦車、対空戦車・・・」

おいおい、軍人さん!!

私は軍事マニアでもなんでもない、
ただの外国人留学生なんですけど!!
特殊用語使いすぎでまったく理解できません。

インタヴュー内容はすべて録音しているので、
後日フランス人に聞き取ってもらったんですが、
「こんな特殊用語をガイジン相手に使うか、ふつう・・・」
ってあきれられました。


さて、我がグループの用意した質問事項は
1, 職業環境の特徴
2, 家庭環境と職業選択
3, 余暇の過ごし方と職業意識の関係

この3つのパートに分かれており、

最初から薄々 嫌な予感 はしていたのですが、

質問が第2パートに差し掛かると 予想通り 
館長の態度が急変。

「これは職業に関する対話じゃないのかね?!

私の両親や余暇の過ごし方と、

私の職業選択には何の関係もない!!」

いきなり、我がグループの研究テーマを全否定(爆)

私は「博物館の館長」にインタヴューしてるつもりだったのですが、

館長的には、館長である前にあくまでも「軍人」。

「私の両親は教師だし、弟は軍人ではないし、
ともかく家庭環境と私が軍人になったことは
まったく関係ない!」

もはやこの人、軍人になるときに親御さんと
なんらかの衝突があったことが明らかなんですけど。。。

こんな態度の人に、
「好きなTV番組はなんですか?」とか聞けるわけもなく、
特に重要な質問以外は端折って、ともかく終了。

えーっとね、

えーっと、、、、

うぇええーーーーんんん怖かったよぉおおおぅ

って後日報告したら、みんな大うけ。
ちょっとオイシイ感じもする、ピン芸人のダリアでした。