Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

世界遺産ポン・デュ・ガールの絶景と、斬新な入場料金設定

ニーム(Nîmes)から車で30分。

世界遺産ポン・デュ・ガール Pont du Gard に行ってきました。

 

2000年前に建てられた3層からなる水道橋で、ユゼスからニームへ600年以上の長い年月、飲料水を運ぶのに使われていたという。

こんなに大きくて、実用的で、長期間の使用に耐えるって、ローマ時代の技術力の高さに感動します。

嗚呼、栄光のローマ帝国よ・・・。(←塩野七生愛読者)

しかも、技術的にすごくて役に立つ上に、見た目が美しいのが素晴らしい

橋からの眺めは、まさに絶景。

橋からの飛び込みは禁止です。(てゆーか、ふつうに考えて危険だろ・・・)

橋の周辺は整備された遊歩道になっていて、ピクニックや犬の散歩もできます。

川で泳いだりカヌーを楽しむ人の姿もあり、

世界的な観光地なのにのんびりした雰囲気。

貫禄のあるオリーブの木。ローマ時代からの生き残りか?!

 

公共交通機関でのアクセスが難しい場所だからか、

入場料金はパーキング代込み、

車一台(乗客5名まで)18ユーロ

徒歩や自転車で来る人は1人7ユーロ、

3人以上5人までのグループは15ユーロ、

6人以上のグループだと1人3,5ユーロ

理にかなっているのかいないのか、不思議に斬新な料金設定でした。

ポン・デュ・ガールは私にとって、いつか行きたいとずっと思っていた場所。

思いながらなかなか来れなかった場所に、今、旅行のついでに立ち寄っているという不思議。ブノワと2人で訪れている不思議。感慨深かったです。

 

次回は、水道橋の水源だった近郊の町、ユゼスを訪れます。