エミリアと私。
昼、エミリアさんちでランチをいただく。
お土産は日本酒と、折鶴。
10年前のパリ滞在中には、折り紙ができないために語学学校で「あなたは本当に日本人?」とからかわれたダリア。ついに折り紙デビューである。
エミリアの娘、マリア=ローザちゃん(4歳)は折鶴を気に入ってくれた様子。妹さんも興味があるらしく、実演して見せたら喜んでくれた。
お昼はペリメニ(ロシアの水餃子。クリームをかけていただく)と、塩味のパイ。素朴な味。おいしい。
その後、夕方までのんびりとおしゃべり。
エミリアとだんなさんの出会いの話とか、まあ、女同士の会話ですわ。
だんなさんとは2回目のデートでプロポーズされて、スピード結婚!
その時、エミリア33歳。
「それにね、30歳以上で出産した子供は、
学校での成績が平均して高いと言う統計が出ているから、
あなたにもチャンスがあるわ!」
と励まされる(笑)。
ロシア留学中に付き合っていたチェチェン人男性と
紛争のせいで別れた話(!ちなみにこの男性は現在生死不明)など、
背景に世界史を感じるエピソードに圧倒される。
「私にとったら映画のような話で、エミリアは映画のヒロインみたいです」
というと、
「もし私が作家で、あったならば?、私の人生を書くでしょう」
と、最近習ったばかりであやふやな『条件法』を使って、笑っている。
家族の話、仕事探し、けっこう深い話をしたなぁ。。。
お互いカタコトのフランス語で。
気が合うか合わないかって、国籍とか人種とか関係ないな~と
しみじみ思った午後でした。