Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

生かしてもらってる、感謝。

8月21日
前夜の疲れが残ったまま、正午に荷物を運び出す。

ダンボール5箱、スーツケース、旅行バッグ。。。
最上階の部屋から車まで運ぶ手伝いをしてくれた
クレールに感謝。

車を出してくれたピエールにはもちろん感謝。

アンジェ到着後、まずは昼食。
シャーレンと合流してから、部屋に荷物を運び入れる。

あまりの暑さに、3人でカフェでビール休憩。

ソーミュールに引き返し、クレールも誘って
4人で川沿いの遊泳所に繰り出した17時。

水着を貸してくれたシャーレンに感謝。
おかげさまで、33歳最後の日に、人生初ビキニ。
三角ブラは胸元に無常観が漂いますね。

寮に帰って急いでシャワーを浴びて、
この夜はスペクタクルの最後の最後、
観客は、ボランティア・スタッフの家族・友達オンリー。

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舞台監督のシルヴァンさんが
スタッフ、ボランティア一人一人に
花を手渡してくれた。


開場後、私は入場口で仕事(チラシ配布)しつつ、
ファニーが合流するのを待ち構え。

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後の3人は
←この、一段高いところにある
VIP席を陣取りました。
ずっとイベントに参加してたけど、
この席で見るのは初めてで、
うん、最高でした。


スペクタクルは、この日限定のおふざけもあり、
笑った、笑った!まさにお祭気分。
観客は身内オンリーだし、当然盛り上がります。

市長の、ユーモアがあるから許される長話の後に、
なんと入場者全員にロゼ・ワインが振舞われる
粋なサプライズが。

私たちももちろん、冷えたロゼで乾杯。
「とにかく終わったねー」「これで週末はゆっくり眠れるね」
友達は、私がこのイベント運営で疲れ果てていたのを
よく知っているから、みんなで私をねぎらってくれました。

その時、ふと思い出したようにピエールが言ったのさ。

「もう日付変わってるよね?誕生日おめでとう」

・・・いや、まじで、ぐらっときた。
ここ数年、どんな過ごし方をしたか思い出せないほど
印象が薄くなってるイベント、誕生日(苦笑)。
でも、今年の誕生日は絶対に忘れないな、と。

城から見下ろしたソーミュールの夜景、
祭りの後のざわめきと熱気、すべて良い思い出です。

8月22日、私のお誕生会、兼クレールの送別会。
クレールは研修で海外領グアドゥループ(カリブ海!)に
明日旅立ちます。
出会いあれば別れあり・・・。
この夏の、ほんとに良い仲間たち。
私の誕生日だから何もすんなと言われたけど、
強引にチラシズシと鳥の照り焼きを振舞い、
シャーレンが職場で買ってきてくれた白ワインと
いただきました。

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ケーキはファニーのお手製。
感謝!!

ちなみにローソクは年の数でなく
BON ANNIVERSAIREです。



ま、この後、
酔っぱらった私が痛い失敗をしてしまうのだけれど、

翌日は緊張から解放されたせいか、疲れが出たのか、
もしくは二日酔いか、(どっちやねん?)
頭痛で起き上がれなかったのだけれど、

それも翌日に笑い話になるような付き合い。

楽しいな、生きてるって、何があるか分からなくて。

こんな年下の子達と、外国で、
知り合って仲良くなって、お祝いしてもらえるなんて。

ついさっき知ったんだけど、私がこんなことしてる間に、
日本で末期がんで闘病中の友人が亡くなっていたようです。

このブログにコメントを残してくれたこともあるココさん。

一時は開店休業常態だったこのブログを、
続けなよ、と背中を押してくれたのは彼女です。

今やブログは私にとって大切なツールで、
コメント欄を通じて友人ができたほど。

そして彼女のブログ、その生き様、精神力。
友人として尊敬するとともに誇りに思います。
彼女の肉体が亡くなったとしても、
彼女の言葉はこれからも私を励まし
勇気付けてくれることでしょう。

確実に言える事は、彼女は私の人生を豊かにしてくれた。
私は、彼女に何をしてあげただろう?

これからはもう、彼女に何もしてあげられない。

だからせめて、生かしてもらっていることに感謝して、
この命、最大限に生きようと思います。