Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

オーランド・ブルームに会いにロンドンまで行った話Part3

※2007年にワーホリでボルドーに滞在していたダリアが、オーランド・ブルームに会いにロンドンまで行った珍道中を再録中※

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2007年8月16日『in celebration』初回鑑賞

初めてのロンドンで、ドキドキの舞台鑑賞

※ダリアの英語力ではお芝居の内容がまったく理解できず、異様な興奮状態でただただオーリをじっとり観察してるだけ、という酷い内容注意※

 

さていよいよ舞台鑑賞です。

この日は3階席とはいえ最前列。ちなみに舞台から見て左側です。

劇場のキャパは中ホール程度なので、十分見えます。

しかも私には秘密兵器、8倍双眼鏡があるのでオーランドの衣装・表情・しぐさのディテイルをキモイほど詳細にお伝えできるかと。イエッサー☆


舞台のセット、2階建てです。

1階は玄関とリビング、奥がキッチン。2階は手前がゲスト用ベッドルーム、奥がスティーブン(オーランドの役名)の両親のベッドルームになっております。


7時開場・7時半開演。


開演までの間で気になったことが1点。

舞台から見て右の3階BOX席に女性警官がいて、客席の写真とってたんです。

その警官のいる席以外、3階BOXは空席。

警備のためだったら両側から監視しないとだめなのでは?

もしかして今日はセレブが見に来るの?

ジョニーだったらどうしよう、いやロンドンだしギルドホールつながりでユアンかも、

いやいや警備が入るってことは意外なところでサー・イアンだったり?!

などど妄想していたらあっという間に開演です。

ちなみに結論言うとこれ、普通の警備だったようです。

 

そして、開幕

スティーブン(オーランド)登場

会場の照明が落ち舞台が照らし出されると、いきなり登場します。

あれ、オーランドってこんなイカリ肩だったっけ、と思ってたらそれもそのはず

コートの下にジャケット、その下に厚手のカーディガン、そしてシャツ+ネクタイです。むしろ着膨れないのが不思議なくらいです。

ちなみにカーディガンは前身ごろがツイードのベストのようになっていて、腕と後身は毛糸です。

髪はポマードで撫で付けて七三分けにしています。

たぶんお芝居の時代設定的にポマードでしょう。UNOではないと思います(時事ネタ)。


両親の結婚40周年を祝うために帰宅した三男・スティーブン。

「お父さん帰ったよー」

2階からお父さん登場。そして親子の会話。。。


この時点でダリアはお芝居の内容理解するのをあきらめました(爆)!ておいおいまだ始まって3分だよ、あきらめ早すぎ。

 

開き直ってお父さんとアフタヌーンティーするスティーブンを鑑賞。

この場面以外にも、お茶を飲む場面は2回くらいありました。さすが英国。

お茶の飲み方が、海賊映画AWEの時より大人っぽいというか、ちょっと肩をすぼめたかんじとか役柄的にオッサンぽく演技してるんだと思います。でもオーランドには悪いけど全然オッサンには見えません(笑)。

ジャケットを脱いだオーランドはなで肩で細身で、居心地悪そうにしている様子がさらに母性本能をくすぐる感じ?でゆーかくすぐられちゃった?みたいな。

低めの椅子に座ると足の長さが際立ちます。油断するとちょっと内股になるところがかわいい。。。

そうこうしてる間に、お父さんとスティーブンは外出~。舞台から引けます。


その間に次男、長男も帰宅して母親、近所の気のいいご夫婦が登場しますが、なんせ会話が聞き取れない!

なんで客席笑ってるのが分からない(涙)

分かるのはお父さんがタバコでむせたりするとこだけ。。。


次男が良くしゃべってストーリー進めるキャラで、ボディラングエージも多いのでこの人だけは何が言いたいのかちょっとだけ分かりました。

この次男、スティーブンにちゃんばらごっこのまねしたり、

「子供の頃読んだなあ、この十字軍の本!」

なんてせりふがあって、これは原作にある場面なのかそれとも今回の公演用のオーリねたなのかな、とか想像を膨らませてみたり。


父親と3兄弟がお母さんの支度を待ちながらリビングでしゃべっていると、

着飾ったお母さんが2階から降りてきます。

このお母さん、ロイヤルファミリーみたいな帽子かぶって上流階級のよう。

お父さんはいかにも庶民的で、もうおじいさんといったほうが良い様な風貌。

お父さんのセリフで、「子供には大学まで行かせた、長いこと教育を受けさせた」というのがあったから、たぶんそこら辺がこの家族劇のキーなのではないか、と推測。

あくまで私の推測なんであやしいもんですが。

 

どれくらいあやしいもんかと言うと、中盤まで近所のおばさん役のほうをお母さんだと思ってましたからね。しかもこのお母さんがお父さんよりかなり若く見えたせいで、後妻かな?とか、違う話展開してましたからね。


家族全員揃ったところでディナーに出かけます。ここで第1幕終了。


この時、最後に家から出るのはスティーブン。

私のなぜか好きな動作のひとつ、"ドアに手を掛けて、最後に閉める”が生で見れて感激が波のように打ち寄せる(笑)。

ドアノブじゃなくて戸の肩の高さくらいのところに手を掛けて、体は先に外に出て、ていう戸の閉め方。私なら間違いなく指を挟むであろう戸の閉め方。

あれ?もしかしてこれって極めてピンポイントな萌え?別のいいかたで言うとマニアック過ぎ?

誰か共感してくれる方いらっしゃいませんでしょうか。。。

 

第2幕。

いよいよ噂のスティーブンえぐえぐ泣きが鑑賞できるのかと思うと双眼鏡を握る手に力がこもります。はふー(鼻息)(当時ネット上で全世界のファンがどえらい興奮状態に陥っていた名場面)


一家の帰宅前に、ご近所のおばさんが舞台左端にある暖炉に火をおこします。

 

1幕・2幕通して、スティーブンがこの暖炉で手を温める場面が何度かあります。それが他の登場人物より頻繁で、普段のオーランドのマフラー・重ね着・寒がりっぷりとダブって微笑を誘います。


一家揃って帰宅。近所のご夫婦とともにウイスキーで乾杯。

つんと澄ましたお母さんが歌を歌いだして、他の人たちも若干とまどいがちに合唱します。

この時のスティーブンは舞台右側の椅子に腰掛けウイスキーをちびちび飲みながら、歌は最後のほうで口ずさむ程度。歌声は聴けません。

お母さん、おやすみなさいの挨拶に「今日は素敵な夜だったわ(ラヴリーナイト)♪」連発、これがまた上流階級ぽくて浮いている。

三兄弟にビズしてもらって夫婦揃って2階の寝室に上がります。

お母さんと近所のご夫婦がいなくなってから、3兄弟の会話。

客室のベッドを誰が使うかコイントスしたり、これまで口に出していえなかった過去の出来事(トラウマ)をぶっちゃけたりしている、ようでした。とにかく気まずい感じ。すいません曖昧で。


スティーブン、2階の寝室に上がります。

ベッドに横になります。

この横になり方が…!!

腕は胸を隠すように交差させ、片手は口元へ。膝を曲げてベッドの上に丸くなるといったかんじ。

『エリザベスタウン』のドリュー君のあのかわいらしい寝姿を彷彿とさせます。

これが俯瞰できるなんて、ブラボー3階席!


そしていよいよ泣き入ります。

まず2階に上がってきた次男がドアを開けるなり、それまで黙っていたスティーブンが嗚咽を漏らすのです。でもこれ、泣きまねなのか本当に泣いているのか何で泣いているのかさえ分からなかったです。ああ英語分からないとみじめだ。。。

次男、下に降りて長男に報告。

「おい、泣いてるよ!」「うそだろ?!」

お父さんまで下に降りてきてしまう。

3人の会話があり、結局お父さんがスティーブンを階下に連れてきます。

この時のスティーブンの服装がまたキュートなんです!

カーディガンを脱いで、肩から落としたサスペンダーがぷらぷらしてる!

さらにその上からナイトガウンを羽織ります。

ガウンは映画『シークレット・ウィンドウ』でジョニー・デップ演じるモート氏が着ていたガウンの色違い(エンジ)を想像してください。素材感や模様(色が交じり合った縦じま)が良く似ていました。


1階に下りてきて、お父さんと3兄弟の会話。

涙もおさまったスティーブン、ハンカチで鼻をかみます。

それが、「ぶひぃー」て盛大なかみ方で。

客席に笑いともどよめきとも取れるかすかな衝撃波が走ります。

ダリアはもう、笑いをこらえるのに腹筋が痛くなるほどでした。

だってオーリの容赦ない鼻かみ演技と客席の乙女たちの若干びっくりした感じがおかしくっておかしくって。。。

しかも鼻かんだハンカチをポケットに戻したよ、スティーブン!

まじめな場面なのに1番笑えました。


ソファの上で膝を抱えて泣く場面がある、と事前情報で知っていたのですが、

一人ぼっちの部屋で泣くのかと思ってたら父親・兄に囲まれた状態でした。

双眼鏡で見たところうるうる目は確認。

ぽろぽろ涙をこぼすような大泣きではありませんでした。


夜が明けて、朝食を順々に取りながらまた家族の会話。

次男がついに切れて母親に子供の頃の話を持ち出して責めたり。

ご近所のご夫婦が来て、ぎこちない雰囲気を残しながらもひとまず穏便に別れの挨拶。

3兄弟は帰っていきます。

お父さん・ご近所夫婦が見送りに行っている間、お母さんは一人痛切な表情で声を殺して泣きます。

お父さんが見送りから帰ってくると、お母さんはもう涙を拭いて笑顔を作っています。それでエンディング。


カーテンコール、客席に向かってキャストの皆さんが揃ってお辞儀。舞台袖にひいて立ち位置入れ替えて計3回お辞儀がありました。

オーランドは役にまだ入っているのか、それとも単に照明がまぶしいのか分かりませんが目を細めて苦い表情でした。

全開笑顔を期待していたのでちょっともやっとしたものが残るカーテンコールでした。


さあ、出待ちに急がなくては…!!

 

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なんか、今回は我ながら読んでいて苦しい記事でした・・・長いし。英語ほんと難し。ここまで読んでくださった方、メルシーです。

 

次回、興奮の出待ちです。

まさか、ハリウッドスターのオーランド・ブルームが目の前に現れるのか?!

というか、現れちゃうんです。乞う、ご期待!

 

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