Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

雨の日恒例☆アマゾンプライムでフランスに浸ろう!

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雨の日はお家でまったりフランス気分

そう、ハンモックに乗ってパリの街を見下ろすような。ってか、この写真、合成だよね?

さて、何度かアマゾンプライムで無料見放題のフランス映画をご紹介しましたが、またまたやっちゃいます☆

※2018年9月末現在です。アマゾンプライムは、けっこう作品の入れ代わりがあるので要注意。以前に紹介した映画の中には、もう無料では見られないものもあります。

クロワッサンで朝食を(2012年)

 

 2017年にお亡くなりになった名優ジャンヌ・モロー最晩年の出演作。

ちゃんとベッド・シーンがあるあたり、生涯女!さすがジャンヌ姐さん!

 

 映画の原題は『Une estonienne à Paris』

パリの一人のエストニア女性、これは主人公の家政婦アンヌと、ジャンヌ・モロー演じるマダムの両方を指していながら、「2人のエストニア女性」ではないところが象徴的。

…それにしても邦題の「クロワッサンで朝食を」って、だっさいよなぁ。。。

あと、パリの風景を楽しめるのは嬉しいんですが、エッフェル塔へ2回も行かなくていいんじゃない、とは思った(笑。

こんな文句つけてますが、良い映画でした。

上面じゃない人間同士のつながりとか、背負っているものとか、割り切れない感情とか、描き方が良かった。

 

そういえばわたしも、フランスにいたときに2回も、孤独で心が捻じ曲がっちゃった老女と同居した経験がありまして。

1度目はスウェーデン人、2度目はユダヤ人。

そういう人がふつうは他人に話せないような身の上話とかしても、それはあなたに心を開いたわけじゃないから、ただしゃべりたいだけだから。逃げた方がいいんじゃない、と主人公に心で語りかけてました(苦笑。

パリの風景。東欧系の友人と同じなまりのフランス語をしゃべる主人公。

私はつい最近まであちら側の世界にいたなぁ、ほんと、映画のようだった、とちょっとノスタルジーに浸りつつ鑑賞しました。

フランス語は聞き取りやすくて、ふつうに使える表現が多し。

Je pense que…って主人公が言い訳しようとするのを Tu penses trop!ってさえぎるとか、実際にフランスで使う機会ありそうです(ケンカ上等)。

100歳の少年と12通の手紙(2010年)

 病気の男の子が主人公の感動映画。

…お涙ちょうだいか?と警戒しつつ、まぁフランス語の勉強になるかなくらいの気持ちでなんも期待しないで見たら、ふつうに泣いた。

泣きました。でも泣かせようって過剰演出は一切なくて、笑える場面、夢のように美しい場面がいっぱいで後味の良い映画でした。

 命をどう生ききるか、考えさせられる名言の数々。

「若い時はバカでも楽しめる、でも年を取って体が動かなくなったら頭を使わなきゃ」とか。

キッチュなCGや色使い、小物使い、音楽、全部センス良くて、うまいなぁーって感じ。子供っぽい感動物は苦手~って人にもおススメです☆

サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ(2005)

 

なぜかEpisode1のリンクが見つからなかった…。

これは映画じゃなくてTVシリーズ。めっちゃめちゃ面白くて全5回を一気に見てしまうことうけあい!!

華麗で野蛮なモードの戦場、鳴り響くファンファーレ、人間離れしたモデル達、廊下に座ってヨーグルト食べて休憩するお針子は徹夜決定、そんな常軌を逸した世界観が並みの映画よりよっぽど非現実的ですが、これいちおうドキュメンタリーです。

シャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドのてっぺん知らずのカリスマに慄くが良い!!

大学院のモード史の授業でこのシリーズを見て、シャネルとは、オートクチュールとは、モードとは、って教わったのが懐かしい。

こうして日本語字幕で見られる日が来るとは。感無量。

 

3作ともフランスらしいフランス映画だった(満足)

「クロワッサンで朝食を」はパリのエストニア移民が主人公。「100歳の少年と12通の手紙」はベルギーとカナダで撮影されている。カール・ラガーフェルドはドイツ人。

こういう多様性を飲み込んで成熟した文化、その強(したた)かさにしびれます。フランス万歳☆

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