根津美術館であじわった静かな時間をふりかえる
根津美術館は入り口からすでに非日常
東京・南青山にある根津美術館。
ずっと行ってみたかった場所へたどり着きました。
はぁ~・・・(ため息)
今思い出しても素晴らしく豊かな時間だった。
まず立地が。南青山です。
東京の中でもめちゃくちゃハイクラスな地区です。
表参道の原宿側なら、まだ観光客やら修学旅行生やらでガヤガヤしてるんですが、南青山は落ち着いています。
地下鉄表参道駅から美術館までの道のりは、プラダ旗艦店をはじめとして建築やデザインの博物館のようで、楽しいけれどもやりすぎ感満載。
そんな人目を引くことを最優先に建てられたようなショップ群を抜けて、ここにたどり着いた時の心地よい落差といったら…。
竹の回廊を抜けて入り口に辿り着くまでに、日常がリセットされる設計。
入口の傘立てが、仕舞った傘が見えない収納デザインだったり、庭園散策用にちゃんと貸出し用の傘が用意されていたり、細かいところまで心配りがあってこれまた好印象。
まずはカフェで緑を眺めつつブランチ
美術館の開館は10時。
私が着いたのは、10時半くらいだったかな。
しかも小雨がぱらついていて、平日。人、少なし。
美術鑑賞には最高のシチュエーションです。
入場料は1100円。
↓↓入場券が重要文化財『双羊尊』!かわいい!!
まずはお庭の中にあるNEZUCAFEへ。
早い時間なら窓際でゆっくりできるだろうという予想通り、カフェでゆったりブランチできました。
ちゃんとレモンしぼるの付いた、まっとうなお紅茶きたーー
— ダリア Merveille~フランスの風~ (@MerveilleFrance) 2018年9月20日
すっきりしたお味、たっぷり2杯分。
サンドイッチも分厚いベーコン入りで、意外と食べごたえありでしたよ。
このランチセットが1400円はかなりのバリュー✨ pic.twitter.com/ffCD9Aih7k
美術鑑賞はサポート必要でした(苦笑)
さて、腹ごなしも済んで、いよいよ美術鑑賞へ。
とはいえ根津美術館の展示品は仏教美術とか工芸品とか私にはなじみの無い物ばかりで、展示の案内板を見ても「ふ、フリガナ、プリーズ…」みたいな。
そんなレベルなんで、音声ガイドを借りてみました。
・・・あんまりおもしろくは、ない。めちゃまじめなガイドでした。もうちょっとエンタテイメント性が欲しかった、です・・・。
でも、企画展『禅僧の交流』は海を越えて結ばれた師弟の絆とか、兄弟弟子同士の交流とか、少年僧の夢を見て詩作しちゃうとか、萌え要素が詰め込まれていてしんどいくらい熱かったですよ。腐女子的に。
常設展では『双羊尊(そうようそん)』に代表される殷時代の器に心奪われました。
紀元前11世紀でこの技術力、デザイン性の高さ、絶対にこれを作った人は楽しんで作っている気がする。てゆーか、伝わってきた。ぜひ実物を見てほしいです!
※写真なし。展示室内は写真撮影禁止でした~
お庭はゆっくり散策しましょう
このお庭がまたハンパないです。広い!
そこここに仏像だの塔頭だの本物が苔むして鎮座しています。
茶室も池も小舟もあります。
お庭の奥には、水琴窟(すいきんくつ)も!!
庭師さんが教えてくださったおかげで、水琴窟の音を楽しむことができました。
— ダリア Merveille~フランスの風~ (@MerveilleFrance) 2018年9月22日
ほんとにお庭の奥にひっそりと。
施設案内ガイドマップの5番、薬師堂の竹林近くにあります。
まだできたばかりで、見逃す方も多いのだとか。#根津美術館#水琴窟 pic.twitter.com/avdD51usCz
大都会・東京の真ん中にこんな空間が・・・ってなんだか夢のようでした。
滞在時間4時間半…半日がかりで堪能する
ネット上の旅行記事で滞在時間を調べたら、1~2時間らしいです。わたし、ゆっくりしすぎ(笑
しかし、ここ1時間は無理だ。私には無理だーーーってここに主張しておきます。
東京にひとつお気に入りの場所が増えました。
また行きたいな~☆
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