オーランド・ブルームに会いにロンドンまで行った話Part9
※2007年にワーホリでボルドーに滞在していたダリアが、オーランド・ブルームに会いにロンドンまで行った珍道中を再録中※
ついに最終回です。
2007年8月18日 偶然の入り待ち。
2回の舞台鑑賞と出待ち、およびロンドン観光で急激にテンション上げ続けたせいか、ちょっぴり寂しい気持ちになった午後。
まるで甲子園が終わってしまった高校球児のような気分。
明日でさようなら、ロンドン。
素敵な思い出をありがとう、オーランド。。。
今日は舞台公演ない日だけど、もう一度だけ、劇場の前まで行ってみよう。
わが青春の地にもう一度!
もはや勝手知ったる劇場への通りにさしかかると、
劇場前に人だかりが!
…今日公演ないってのは、私の思い違いだったようで。
偶然に入り待ちできちゃいました!!!
。・☆ おつかれさまでした ☆・。
いよいよ今夜で千秋楽・・・。(2007年9月だったと思う)
ひとつ、世界で私しか知らないエピソードがあるので読んでやってください。
それは8月16日、開場10分前。
入り口のロビーから3階まで通されたものの、待合のバーは満席で、座るところもなく私は開場までの時間をもてあましていました。
で、何気なく会場のドアを押してみたらふつうにドアが開いたんで、
「ああ、もう開場してるんだ」
と思って、中に入ってみました。
まずは3階席からの眺めを確認。
ああ、けっこう舞台よく見えるなあ。。
舞台の上ではボーダーのTシャツ着た若い役者さんが
一人で発声練習をしていました。
オーランド本人だよ・・・・!!
脳がオーランドを認識するまで約0.3秒。
しまった、まだ入っちゃいけなかったんだ!
ダリアはとっさにしゃがみこんで客席の陰に隠れます(笑)
ほぼ同時に後ろから劇場スタッフさんに
「大丈夫ですか?まだ入っちゃだめですよ」
と声をかけられおとなしく退場。。。
この時が初の生・オーリ、不意打ち、しかも直撃です。
あの広い空間に、確かにあの瞬間遮るものなく、
二人しかいなかったわけで・・・うわぁ(動揺)
オーランドはこちらの存在に気がついただろうか。
悪気が無かったとはいえ、本番前の貴重な練習時間を邪魔してしまったかもしれない・・・なんか胃が痛くなってきた。
ほんとにごめんなさいごめんなさい(反省)
とか。混乱の渦です。
混乱しながらも、胸にこみ上げてくるものがあり。
もう、完全に恋に落ちましたわ、マジで。
だって、まだ薄暗い舞台で一人、こんな開場ぎりぎりまで、あんなまじめな顔して練習してるなんて。
普段は子犬のように愛らしく、時にはクールでセクシーなのに、
『素』は地に足ついてるなんて。
…反則ですよ(笑)。
これで好きになるなって方が無理。
この0.3秒の印象が強すぎて、おかげで出待ちの時も
「わーい触っちゃえ~」なんてミーハーモードになれなくて、
「こんなひょろっとした若い役者さんが
あんな大作映画に出たんだなぁ
すごい努力したんだろうなぁ偉いなぁ」
って、愛しむ目線で見てしまうくらい。
がんばってね、これからも応援してるから!
絶対ずっと好きだから!
そんな感じ。
ああ、 ようやく書けたよ、このエピソード。
知らなかったとはいえ、ほんとはやっちゃいけないことをやらかしてしまい、しかも万が一誰かが真似するようなことがあったら絶対に嫌だ、と思って今まで書けなかったんで。
これを伝えたいためにブログ始めたといっても過言ではない。。。
このブログも今日が最終更新です。※注意;ロンドン紀行ブログのこと。Merveilleフランスの風は今後も続きますよー(笑
ここまで読んでくださった方に感謝。
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。