全国通訳案内士試験☆二次試験☆プレゼン対策
前回に引き続き、全国通訳案内士試験の二次口述試験対策をお届けします!
まずは試験内容を再確認
内容は、試験委員が読み上げる日本語を外国語訳し、その問題文に関連した質疑を行う「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑」、
提示される3つのテーマから受験者が1つを選び、外国語で説明を行い、そのテーマについて試験委員と外国語で質疑応答を行う「プレゼンテーション問題」の2題とする。(試験ガイドラインより引用)
ざっくり言うと、通訳問題とプレゼンテーション問題、それぞれに質疑応答もあって全部で10分くらいの面接です。
昨年、私がフランス語と英語で出されたお題がこちら↓↓
#通訳案内士 二次試験終了~🍀
— ダリア Merveille~フランスの風~ (@MerveilleFrance) 2018年12月9日
午前のフランス語、プレゼンは正倉院・通訳問題は平等院
午後の英語、プレゼンは盆踊り・通訳問題はラーメンでした~
準備してた内容かすりもせず(笑)!
取り急ぎ現場からは以上です!
語学力が足りなくても口述試験を乗り切るには?!
いや、基本、語学力を伸ばすのは大切。
ほんと、語学の勉強がんばろうよ、と思う。
でも試験までの時間は限られているし、そもそも、通訳案内士の面接試験って、語学の試験ではないです。
日本に関する知識とコミュニケーション能力(ホスピタリティー)も大切です。
なので、ダリアの戦略は
「語学の不出来で足切りされないように、ミスしないレベルの簡単なことしかしゃべらない」
「ゆっくりはっきりしゃべる、落ち着いた態度(安心感)、アイコンタクト、笑顔」
いますよね、英語早口大会みたいな人。
斜め上の天井か斜め下の床になにか書いてあるのを読んでるような人。
妙に揺れないと英語しゃべれない人。
そういう挙動不審者にならないように、ダリアは試験前に滝川クリステルの「お・も・て・な・し」動画をものまねしていました。ええそうです、Youtubeで何回も何回も再生して、滝クリを完コピする勢いで・・・って書いてて今めちゃくちゃ恥ずかしいわっ≡(;´Д`)ノ!!
プレゼンを攻略する『型』を編み出した
プレゼン問題は、3つのお題から1つ選んで、選んだお題について2分間しゃべらなきゃいけません。
準備時間は、たったの30秒。
30秒でプレゼン組み立てなんて無理無理!と秒であきらめたダリアは、「どんなお題もこれで乗り切るぜ!」って『型』を作りました。
まずプレゼンの基本、Intro/Body/Conclusion
・出だしIntroは、
(英)I'd like to talk about~
(仏)Je voudrais vous parler de~
・〆Conclusionは、
(英)Thank you for listening
(仏)Je vous remercie de votre attention
・中身Bodyは「○○(お題)イズ・ナニナニ」で始めると決める
プレゼンはどんなお題が出ても最初は「○○(お題)イズ・ナニナニ」で行くぞー
スシ・イズ・ジャパニーズ・トラディショナル・フード!みたいな。
関係代名詞とか使わない。もはや中1のディス・イズ・ア・ペンの世界。
レベル低すぎて笑えるけど、面接で最初の一文、はっきり言い切れたら、気持ちが楽になります。
それに、実際にガイドしてみたら、「キンカクジ?What?」みたいな外人さん、いますもん。「金閣寺イズ・ア・ブディスト・テンプル!」って言いますもん。
・世界遺産です
世界遺産なら必ずこれが2行目。
・使えるフレーズ→お題の発想で練習する
なぜか、ふつう逆にしちゃうんです。
たとえば「富士山」について最初から最後までプレゼンを組み立てて、次は「金閣寺」について・・・。それを丸暗記、なんて方法してたらめちゃくちゃ時間がかかります。
そうではなくて、使えそうなフレーズからお題を想像するクセをつけると、とっさの出題でもてきとーになんか言えます。
使えそうなフレーズ例:もともと、最初は~でした。
(英)Originally, ○○ was ~
(仏)A l'origine,○○ était ~
「侍はガードマンでした」
「すもうは神道の儀式でした」
「にぎりずしはファーストフードでした」などなど。
使えそうなフレーズ例:ただの ○○ではなく~でもある。
(英)Not only ○○ but also ~
(仏)Ce n'est pas seulement ○○ mais c'est aussi ~
「日本酒はただの飲物でなく、神道のお清めの大切な要素です」
「桜はただの花でなく、日本の象徴です」みたいな。
・中身Bodyの前半は「○○ イズ~(定義して簡単に説明)」
後半は「私の好きな○○は~(経験)」 で乗り切る。
(英)My favorite japanese garden is ~
(仏)Mon jardin préféré est ~
私の好きな日本庭園は~
世界遺産、寺、祭り、料理、わりとなんでも使える。そして「あなたの日本滞在中に行って・見て・食べて・試してみてね!」→Conclusionで終了☆
ゆっくり、はっきりを意識してしゃべったら、これで2分くらい行ける行ける。かんたんじゃん!
・あえて語学力の限界を目指さない戦略。
温泉にタオルをつけないで、の「つける」はsoak in じゃなくput in
豊かな収穫はabundant harvestじゃなくgood harvest
神々はdietiesじゃなくgodsみたいな。
簡単・簡潔、分かりやすさと発音しやすさ重視。
実際に英語ガイドになったとて、お客様は英語圏の人ばかりじゃないし。
通訳問題の練習はこれだけ☆
プレゼンはともかく、通訳問題ってどうやって練習しようかと思ってたら発見した無料音声教材。
解答例がリンク切れで見られんのが難点ですが…。
でも1分の長さを知る良い練習になりました。
最後にぶっちゃけると・・・
1次試験の合格率より、2次試験の方が倍くらい合格率高いよってこと、
あと、面接で1分黙っちゃうと問答無用で不合格って噂があるよってことをシェアします。
つまり、落ちちゃう人って沈黙しちゃったり、緊張しすぎたり、メンタルな要因が大きいんじゃないかなと思うんです。
肩の力抜いて、がんばってください☆
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「ちっちゃいサッカー選手が並んでるやつ」
— ダリア Merveille~フランスの風~ (@MerveilleFrance) 2019年8月25日
テーブル・サッカー(フランスではBaby-Foot)と呼ばれる遊戯具、実はインターナショナル競技で、ワールドカップが毎年フランスのナントで開催されていたが現在はイタリアで2年に一度開催されている模様です。
#世界一いらない報告をする見た人もやる pic.twitter.com/yOwu8yj0gi