Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

ラジオフランス語講座を深読みしすぎ。

ボルドーから帰国して再びフランスに留学するまで、
毎朝聴いていたラジオフランス語講座

その中で忘れられないシリーズがあります。

タイトルは、
「さくらとジュリアンのJAPANウォッチング」。

ある日、さくらが ぼーーっと 道を歩いていて
車にはねられそうになったところを
通りがかったジュリアンが「あぶない!」って
助けるところから話が始まります。


そこから
「私は学生です」 「フランス語を勉強してます」といった
定番の会話が始まるんですが、

なんて強引な出会い方なんだろう・・・。

さくらは二十歳の学生、
ジュリアンは25歳(だったっけ?)のオタクガイジン。

行きつけのマンガ専門店にさくらを連れて行ったり
秋葉原の路上でメイドに群がって写真を撮影したり、
のっけからジュリアンは飛ばします。

一緒にクレープ食べたり、サッカー観戦したり、
江ノ島に日帰り旅行したりと急接近する2人。

もしかして、こいつら付き合ってんの?

と思った矢先に、
ジュリアンが何気に一枚の写真を見せます。

さくら 「これは誰ですか?」
ジュリアン 「僕の彼女だよ。もうすぐ日本に来るんだ」

彼女持ちなら最初に言えよ、という
さくらの心の声が聞こえてきたのは気のせいでしょうか。

彼女を空港に迎えに行く2人。

日本に到着するなり、彼女のセリフがパネェ。

彼女「あなたがさくらね。
ジュリアンから、とても良いガイドだと聞いているわ」

敵意むき出しに聞こえるのは気のせいでしょうか。

彼女とさくらの間の微妙な空気に狼狽したのか、

「君たちはほとんど同い年だよ」

などと あさってなことを言い出すジュリアン。

(学習内容的に、同等比較を使いたかったんだね・・・)

ジュリアンは彼女と一緒に日本旅行をする予定。

そこでさくらは、東北の私の実家に泊まれば?と提案。

親切なふりして妨害工作か?と疑うのは考えすぎでしょうか?

彼女 「ご両親に迷惑じゃないかしら?」
さくら 「いいえ、彼らは大変喜ぶと思うわ」

ジュリアン、ノーコメント・・・。

その週のスキットは、結局どうなったのか分からないまま終わり、
翌週、さくらが 「東北旅行はどうだった?」って
質問するところから始まるのです。
別行動だったんだ・・・。寒い、寒いよ、さくら。。。

ジュリアンは彼女と一緒に帰国しちゃいます。

ジュリアン「さくらがフランスに来たら、今度は僕たちがガイドするよ」
彼女 「いつか必ず来てね。約束よ!」

社交辞令くさーい(笑
しかしさくらは強かった。

さくら「実はそのことを真剣に考えているところなの。
この夏休みに、フランスに行くつもりよ」


さくら、執念の女。。。
若干引いたんですが気にしすぎでしょうか?

最終月のスキットでは、さくらはすでにフランス旅行中。

モン・サン・ミッシェルを3人で観光します。

天下の世界遺産モン・サン・ミッシェルを前にして、

「(2人で行った)江ノ島に似てるわね」


などと完全に無理がある発言で
ジュリアンとの思い出に話を持っていこうとするさくら。

しかもこの女、ラストで泣くんです。
当然、ジュリアンと彼女は「大丈夫?」って聞きます。

「大丈夫。ただ、景色が美しすぎて涙が出たの・・・」

ここで、
「さくらとジュリアンのJAPANウォッチング」は終了。

あのー・・・オチは無いの?

この3人がその後どうなったのか、ちょっと気になります。